皆々さま、〈麦人じか〜ん〉のページへようこそ・・・。

役者暮らし○○年。
ここまでそれなりに、いろいろやってはきたものの、
ま、他人様に誇れるほどのものはあまりない・・・ザンネン。
それでもとにかくオノレのやりたいほうだいの表現活動を、
数ある華やかな舞台の裏側で、
目立たぬままにコツコツとやってきた・・・エライ。
で・・・ふと気がつくと2014年、オノレはオメデタクもなく古希になる・・・バンザイ。
「人生七十古来稀なり」というほど、長生きが珍しい時代ではない。
が、オノレの片足・クルブシくらいまでは、もう棺桶に入っとる・・・サミシイ。
さて、古希に臨んでというほどカシコマッタものではないのだが、
残された少ないオノレの役者人生の雫を、
いかにムリなく、ラクに過ごすか・・・と、いろいろ熟慮したあげく、
四十代の頃「役者としてマジメに表現活動に取り組もう」と〈ケツイ〉した、
あのワカキ時代のココロザシに今一度もどろうと《ケツイ》したのだ・・・アブナイ。
つまり、還暦を機に開始した独歩&じゃがいも村など、自らがプロデュースし、
多くの出演者&スタッフの方々と公演してきた10年間の舞台活動にピリオドを打ち、
ふたたび一人芝居の独演&独談に絞って、新たな表現活動に再挑戦をする・・・ダイジョウブカ?
この〈麦人じか〜ん〉のページは、そのオノレの一人表現活動に、
興味と関心をもってくれる、キチョウな方々にノゾイテいただくためのページ・・・ノゾイテネ。
さて、オノレによる、オノレのタメの、
否、オノレとオノレの舞台を観てくださるお客さまのタメの、ケワシイ、新たな展開がどうなるか?
これから何年できるかアヤシイ、いささか心もとないオノレの個人表現活動の歴史が、
このページにいかに刻まれていくか・・・オノレにもまだサッパリわからん!?
〈今日という日は、残りの人生の最初の一日・・・〉ガンバルゾ!!





2014年11月 《じゃがいも村》プロデュース公演
−  麦人じか〜ん 一人語り『智恵子とゐふ女』  −


高村光太郎の詩集「智恵子抄」は1941年に初出版された。
私は1944年生まれだが、
自分が生まれる三年も前にこの詩集は世に出ていたわけだ。
1941年は第二次世界大戦の中、
日本が米英などの連合国に宣戦布告し、
泥沼の太平洋戦争に突入していった年である。
そんな厳しく混沌とした日本社会の中で、
男女の個人的愛の姿を描いたこのような詩集が出版されたのは、 まことに驚きであり、稀有なことではなかったのか…。
これまでに「智恵子抄」は、
小説・評論、映画・TVドラマ・舞台と、多くの表現分野でとりあげられており、
その捉え方、描かれ方はさまざまである。
光太郎は彫刻家としてもすぐれた作品を多く残しており、
芸術分野で発揮したその才能は並々のものではない。
ゆえにあの当時としては数少ない女流洋画家であった智恵子は、 その自身の芸術への希求を、光太郎との生活のために放棄した犠牲者だと捉える人もいる。
いや、光太郎が純粋に妻へ捧げた
愛の詩だと捉える人もいる。
ま、さまざまな論はさておき、今回私が上演する台本は、
原作の詩を一語一句、
可能な限り間違えぬよう忠実に語りたい。
詩でなく、光太郎が智恵子について記した散文については、
光太郎自身の書いた「智恵子の半生」と、
「智恵子の紙絵」から一部抜粋し、
一人語りにするため、私なりの手を入れた。
それでも内容的には
光太郎自身の書いたものにほぼそっている。
ともかくこの舞台で光太郎になりかわり語る私自身は、
「智恵子抄」の詩をメインに、古希を過ぎた今の私が感じるままの、一つの夫婦世界を、
可能な限り私自身の世界として、お客様にとどけられればよいと願っている。
そしてあわよくばお客様それぞれが、
お一人、お一人、
独自に歩んでこられた人生と重ね、過去を思い、
未来を思ってくださるような舞台になれば
幸いだと思うのである。

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公演の詳細は掲載したチラシのごとくで、日時指定の全自由席。
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じゃがいも村FAX    050-3156-7085
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《以前の公演》

2014年3月
独談 『花咲極楽の人生』
作・演出:麦人

特 別 出 演
三 輪 愛 子 (じゃがいも塾)
『ベロ出しチョンマ』
作・斎藤 隆介(理論社刊)

出演:麦人 三輪愛子

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